ブラザー工業、北陸に営業所 小型MC拡販

ブラザー工業は10月をめどに北陸地域に工作機械事業の営業拠点を開設する。立地は金沢市を予定する。同事業の北陸地域における営業所設置は初めて。石川、福井、富山の北陸3県をエリアとし、主力の小型マシニングセンター(MC)「スピーディオ」シリーズの販売拡大を図る。同事業の国内営業所は10カ所目。
新営業所は当初、営業スタッフ1人で活動を始める。石川県は建機関連、福井県は眼鏡、医療、半導体関連、富山県はアルミニウム関連など、北陸地域には多様な産業が集積しており、加工需要が高い。同社によると現状では主軸40番MCのユーザーが多いという。
同社のスピーディオシリーズは30番機だが、ここ数年でワイドストロークなど加工領域の拡大を進めており、一部、40番機領域の加工にも対応できるようになった。これを機に北陸地域に拠点を設けることで、他社MCからの置き換え需要を取り込む。
同事業を担当する寺倉達雄執行役員は「スピーディオは加工領域を拡充したことにより、北陸のお客さまに使用してもらえる状況になった」と説明。将来は営業所にユーザーや販売店に対する修理サポートなどサービス機能も拡充する考え。
-
- 2025年7月25日
京セラは鋳鉄旋削用インサート(刃先交換チップ)の新材種を発売。
鋼旋削用材種向けで確立したコーティング技術などを基に、新開発の鋳鉄向け母材・コーティング技術を採用。
鋳鉄は高硬度で黒皮(酸化皮膜)や断続部の加工が多く、インサートの欠損や摩耗の早さが課題となっている中、すくい面と逃げ面とでコーティング膜を最適化し、鋳鉄旋削時の耐摩耗性と耐欠損性を両立しました。
新材種は、連続加工に向く「CA410K」、断続加工に向く「CA415K」のそれぞれで157型番を用意。
被削材の切りくずを送り出す黒色の「すくい面」は、コーティング膜の剥離を抑えることを重視し、独自の表面処理技術でチッピングを抑制します。加工対象物(ワーク)と接する「逃げ面」は金色の膜の硬度を高め、耐摩耗性を向上しました。
すくい面、逃げ面ともに柱状炭窒化チタン(TiCN)膜とアルミナ膜の中間層の粒子を微細化し、両膜の密着力を向上。摩耗や膜剥離の抑制と安定加工につなげます。
新開発の超硬母材は表面のコーティング面側の靭性を高め、母材のクラックの進展を小さくし、母材ごとコーティング膜が剥離するのを防ぎます。 -
- 2025年7月16日
曽根田工業は、クーラント(切削液)を3カ所から内部給油し、2カ所から高圧で排出できる外径旋削工具用ホルダー「JET外径用ホルダー」を発売しました。
工具突き出し量が異なる仕様の4種類を用意。
排出する穴を2カ所にすることで価格を抑え、一部製品は即納可能です。
同ホルダーの内部からクーラントを供給し、刃先に近い位置から切削点に排出する。切りくずの処理性が高まる上、クーラントが確実に切削点に届いて冷却できるためチップの損耗を抑えられます。
2方向からチップを強く固定する「ダブルクランプ」を採用し、重切削に適している。 -
- 2025年7月9日
住友電気工業は部品を切り落とす突っ切り加工の切削工具「SEC―突切りバイトGLC型」を発売しました。
インサート(刃先交換チップ)を強固に固定する形状のホルダーが、工具の異常振動を抑えます。
最大で径140ミリメートル・溝深さ70ミリメートルの加工対象物に適用する8種類の超硬ホルダー「GLC―C型」をそろえた。インサートは12型番。レンチ一つで迅速・高精度にインサートを交換でき、作業効率も高めらます。 -
- 2025年7月7日
三菱マテリアルは小物高精度加工用ISOインサート(刃先交換チップ)に微小切り込み加工用「FSFブレーカ」など415アイテムを追加して発売しました。
代表型番の「DCGT11T302M―FSF―P VP30RT」が2530円。FSFブレーカなどは25度のすくい角と、なだらかなブレーカー突起の低抵抗設計で美しい仕上げ面を実現します。
多段ブレーカーで、あらゆる加工対象物(ワーク)形状に対応致します。 -
- 2025年6月30日
三菱マテリアルは超硬工具の材料に使うタングステン製品の安定供給に力を入れる。2024年12月に独エイチ・シー・シュタルク・ホールディングス(HCS)を買収。同製品の生産能力を現状比6倍以上の年1万6000トンに拡大、世界最大規模のリサイクル処理能力も確保する。
HCSはドイツやカナダ、中国で超硬工具の原料となる炭化タングステン粉末を生産。ドイツでは使用済み超硬工具などのリサイクル原料のみを調達して生産する。三菱マテリアルは子会社の日本新金属(大阪府豊中市)で超硬工具向け炭化タングステン粉末、電子部品や半導体向けタングステン粉末などを生産。秋田工場(秋田市)では国内外で回収した使用済み超硬工具を全て再利用している。
HCSのドイツの拠点と秋田工場を軸に欧州、米州、アジアで超硬工具の回収からタングステンの再資源化、新たな工具の生産まで完結する循環型の仕組みを構築する。タングステンは硬度が高く、自動車や航空機部品の切削工具に使われる。
一方、タングステンの埋蔵量は世界の6割、鉱石由来のタングステンの供給は世界の8割を中国が占め、米中対立に伴う調達リスクが懸念される。HCSとは使用済み超硬工具の回収でも連携し、30年度までにタングステン製品の生産でリサイクル原料の使用比率を現状の53%から80%以上に高める。小原和生執行役常務は「タングステン製錬などを手がけるベトナム企業とタングステンの中間原料の長期調達契約も結んだ。中国に依存せず、タングステン製品を安定供給できる仕組みを築く」と力を込める。
このニュースにお知らせはありません。
-
-
- [05/09] NC旋盤
-
-
-
- [05/09] マシニングセンター
-
-
-
- [05/09] NC横中ぐり盤
-
-
-
- [05/08] タレットパンチプレス
-
-
-
- [05/08] 複合加工機
-
-
-
- [12/09] ヤマザキマザック マイクロディスクシステム [販売終了]
-
-
-
- [09/11] 藤田 ドリル シンニング研削装置 DT50FX
-
-
-
- [09/11] DG32AX 自動ドリル研削盤
-
-
-
- [07/20] NC旋盤 TZ-8
-
-
-
- [07/20] 櫛刃型NC旋盤 NUCROBO-8GL
-
-
-
- [07/20] NC自動盤 TMC-15
-
-
-
- [07/20] NC旋盤 LB-15
-
-
-
- [07/20] NC旋盤 SL-25A5
-
-
-
- [04/07] フライス盤2
-
-
-
- [12/07] ヤマザキマザック ミーリングホルダー
-
-
-
- [12/07] ヤマザキマザック ミーリングホルダー
-
-
-
- [12/07] ヤマザキマザック ミーリングホルダー
-
-
-
- [07/16] 大昭和精機 NBC16-15.5ニューベビーチャックコレット
-
-
-
- [07/16] 軸付き砥石 40*16*6 軸径6 T型
-
-
-
- [07/14] 長野計器 GS55-221 0.6MPa 汎用形圧力計
-
-
-
- [07/14] ミツトヨ 外測マイクロ 50~75mm
-
-
-
- [07/13] 旋盤用スリーブ Φ20*Φ40 L=90mm
-
-
-
- [07/13] 日立 Φ23.5*500*MT3 OH付 テーパドリル
-
-
-
- [06/08] RESIBON 研磨ディスク
-
-
-
- [06/08] 日研 φ32エンドミル用ツールホルダー
-
-
-
- [06/08] OSG 2枚刃 超硬エンドミル
-